猛暑続きの夏が終わらないのか と
不安な気持ちにもなっていましたが
朝夕は 秋を感じる空気になり
夜空の月が明るく輝き
秋虫の音色が響く 状況に
ホッとしている 今日この頃です
８月末に１本の作品が終わった
春の終わる頃から参加していた大きな作品だ
海外資本の作品だけに厳しい守秘義務があるので
詳しくはお話できませんが …
その作品の中で良い役を
監督が指名してくださった
本当に有り難き幸せである
日本には舞台を合わせれば 役者なるもの
１０万人ほど 居ると言われてる中で
フッと監督の頭の中に
この役はドンペイだな と
思い出して頂けるなんて …
本当に有り難く思う
食事に行ったりなど
特別な付き合いはしたことがないのに …
もう芸歴３０年以上のベテランの域にはなるが
歳を取れば取るほど作品の中では
役どころが 減っていくので
しのぎを削って行かねばならなくなる
そんな中、お声をかけて頂けることは
嬉しくて 感謝の気持ちでいっぱいだ！
ただ 喜んでばかりはいられない
今までにも色んな方からお声がけ頂いてきたが
そんな作品は いつも以上に
身の引き締まる思いになる
ドンペイを選んでくださった方が
作品を観た ほかの方に
やはりあの役はドンペイだったね！ と
声が出ることこそ 選んでくださった方への
恩返しだと思っている
お声がけ頂いて わーい わーい などと
浮かれたことは１度もない
逆にプレッシャーが のし掛る
芸歴が長いだけで 二世俳優でもなければ
メジャーな スターでもない
なので 、この業界で生き残るには
１本 １本が 真剣勝負なのだ！
自分の目標でもある
「 ７０歳で 名脇役 」になるには
欲を出さず、目の前の与えられたことに
全力を尽くす！こと以外ないと思っている
昔、俳優を目指す！と サラリーマンを辞め
職業として 俳優を選んだからには
職人として 日々精進あるのみ だと思っている
そんな 空気感を感じる方が
声をかけてくださってるのだと
信じています (笑)
今月からクランクインする作品も
大きな 時代劇の作品で
俳優を出発した京都の撮影所での撮影なので
色んなことを含めて
大変 身の引き締まる思いでいる
余談ですが、京都の大部屋時代
人数も多かったものですから
時代劇のエキストラすらできず
東映太秦映画村でチョンマゲに衣装を着て
観光のお客さまと
写真を撮るだけの仕事をしていた
今回は その映画村での撮影もあるので
思いは ひとしおだ
これからも色んなことへの
感謝の気持ちを忘れず
真摯に俳優として生きていきます！