ドンペイのコラムでござる

[2022年7月号] 俳優 土平ドンペイのコラムでござる

早い梅雨明けにビックリしていたら
戻り梅雨 と言うか
本格的な梅雨のような日々が続きますが
皆さま、お変わりございませんか

7月に誕生日を迎えた
夏男のドンペイです!

50歳を越えた辺りからかなぁ~
年齢を忘れるんですよね
今年の誕生日で
たぶん 55 、6 歳だと思います(笑)

この歳になっても丈夫な心と身体であることを
両親に感謝しています

そんな両親ですが
母親は 20数年前
享年 54 歳 ガンで亡くなりました
ホントに若くで…
なので 僕自身、必ず 54 年以上は生きる!
を目標にやってきた
そして、自分が 54歳になった時
えっ こんなに元気なんだ !
やりたいことも いっぱいあって
まだまだ気力も充実している!と思った
そんな感覚の中で寿命を迎えた母親が
可哀想でならなかった
織田信長の時代なら
54歳だと人生の終焉だろうが
今の時代なら これから!って時なのに…
だから僕自身
人生 いつ何時、何があるか分からないので
悔いのない日々を過ごすことを心に誓っている

そして、父親
昔は毎日のように
キャッチボールの相手をしてくれたり
プロレスごっこ や 腕相撲もした
建設業で働いていたので
力は強く、腕相撲も勝てなかった
普段は優しい父親だったが
酒を飲むと嫌な人物になった
おまけに相当なギャンブラーだった
僕は子供の頃から
そんな一面を見ていたので
ギャンブルしない、タバコ吸わない
大人になっていた
酒は酔わない程度に呑みますが (笑)

そんな父親ですが色んな事情があり
長年会っていませんでしたが
ある日、連絡があり ガンに侵され
ステージ4 だと言うことを知らされた
いつ寿命を迎えてもおかしくない状態だと …
いま何をすべきなんだろう?
80歳を迎えた父親は
長年 独りで細々と暮らしていた
親孝行らしきことを
何ひとつできていない自分が
本当に情けなく思った …
今すぐにできることは会って話すこと
母親の時も亡くなってから
後悔したことがある
もっとたくさん会って、話して
体をさすってあげて、笑顔を見せることだった
その時の教訓を活かし
最近は 時間が許せば
余命僅かな父親に会っている
丈夫でごつい体の父親だったが
久々に会うとガンの影響もあり
細くて小さな おじいさんになっていた
肩を揉んでも小さな肩なので
僕の手はぜんぜん疲れない
ただ 話していると
不思議と父親が元気になってくる
最後に息子ができることは
これくらいかもしれないが
愛情と感謝はテレパシーで
溢れるほど伝えている

2022年も後半戦のスタートです!
世の中の異常気象、奇異な事件など
色んなことが起こりますが滅入ることなく
ポジティブな考えで健康には十分注意し
お互い元気に盛夏を乗り切りましょう。

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