ドンペイのコラムでござる

[2021年05月号] 俳優 土平ドンペイのコラムでござる

青葉が美しく映える今日この頃
五月晴れの空に、心も晴れやかな気分です!
と 言いたいところですが
世の中 未だコロナに侵され
昨年より何ら変化もなく
相変わらずの緊急事態宣言に自粛ムード
今の日本国の対応で
本当に大丈夫なのかなぁ~と
思ってしまいます

世間は停滞気味な様子なのに
自分自身の過ぎ行く時間の早さには
戸惑うばかりです
こんな状態だと5才 イヤ 10才くらい
あっという間に過ぎてしまいそうで 不安になります
皆さんは、そんな感覚になる事 ありませんか?
僕の場合、10才も歳を取ると
もう終活時期になってしまうんですから…(笑)
ヤバい ヤバい

そんなとき いつも自分に 問いかけるんです
いま悔いなく過ごすには何をすべきだろう?と…
もちろん職業である俳優としての仕事は
手を抜くことなく工夫を凝らしながら
一生懸命やっていますが
もっと何かあるんじゃないかなぁって…

ただ そんな中、コレは俺の使命かも?と
最近、思うことがあります
数年前から学校や企業で
講演の依頼を受けることが多く
年間、数カ所で話す機会を与えられています

毎日新聞から取材を受け半年の連載に至った
「土平ドンペイ ヒストリー [這い上がる人] 」
( 京都撮影所の名もないエキストラから
東京へのキッカケを得て
必死にもがき苦しみ
掴んだチャンスをモノにして
ステップアップしていった
泥臭いストーリー 笑 )

多くの方の前で、このような話をしていますが
いつも感じることがあります
2時間程の時間、本当に真剣な眼差しで
時には楽しそうにキラキラとした表情で
耳を傾けてくれます
あくびをする人は ひとりも居ません
学校での講演を終えると数週間後には
ひとりずつ書いた感想文を頂戴します
その感想文の中に多くあるのが
ドンペイさんのお話から勇気を貰った!
失敗や挫折をしたら
やり直せばいいんだって ことなど
これから進む進路において
自信が持てました! など
感想文には僕の方が勇気を貰える言葉ばかりで…
それを見ていると
このような思いになるのです
今まで無我夢中で走り抜けてきた
俳優 土平ドンペイの軌跡が受け入れられ
勇気を生んでくれるのなら
今後、社会に出て
日本を背負って立つ若人たちに
魂を持った言葉で伝えて行くべき!
それが使命ではないかと思うのです
お話を通じて何かを感じて貰え
話のワンフレーズが記憶に残り
悩んだ時に あぁ~ドンペイが言ってたなぁって
思って貰えると、僕も嬉しいですから…

コロナの影響で僕自身の中に
「生き方 読本」のようなものを作成してることが
不思議に思う今日この頃です(笑)

立夏も過ぎました
暦の上では夏が始まる頃ですが
まだまだ朝夕の寒暖差がありますので
どうぞ皆さま
お身体には ご留意ください

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